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ミャンマー最古の橋と世界一周のきっかけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミャンマーの実質上の首都ヤンゴンから夜行バスに揺られること8時間。

僕はミャンマーの古都マンダレーに降り立っていた。

 

ヤンゴンは行政上バイクの使用が禁止されていて、

街は静か(東南アジアの他の国に比べればという意味だ)だったが、

マンダレーにはその法律がないらしい。

ともなれば、国民の足は自ずと車より安価なバイクになり、

道路を縦横無尽にバイクが走っている。

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まぁ、もちろん車も走っているが・・・

 

僕がマンダレーを訪れたのはマンダレー近郊にどうしても

見てみたい建造物があったからだ。

それがウーベイン橋と呼ばれる全長1.2kmに及ぶ木造の橋である。

 

さて、橋に向かうにはバイタクをチャーターするのが一番楽らしい。

バス停を降りたところに屯するバイタクのおっちゃんたちとの交渉の末

ウーベイン橋を含むマンダレー近郊の観光地を周る一日チャーターを20ドルまで

値切ることに成功。もちろん入域料15ドル込みだ。(2010年当時)

 

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一通りのマンダレー観光をして

日も暮れる頃、ウーベイン橋に到着した。

 

築200年が経過しているミャンマー最古の木造の橋だ。

もちろん、今も現役で庶民の交通路として使用されている。

今は乾季のため、川がだいぶ幅狭になってるな。

 

僕も現地の人に混じって橋の向こう岸まで景色を楽しみながら歩いていく。

ゆっくりした時間の流れに身を任せながら。

 

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にしても、さすがは200年。

これでよく壊れないもんだ笑

 

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橋を往来する人は今から家族が待つ家に帰る途中なのかな。

ちょっとずつ傾いていく夕日を眺めてると、どうしたって寂しくなる。

 

そして、ぼーっと立ち尽くしている僕に

そろそろ帰るぞと声を掛けたのはバイタクのおっちゃんだった。

 

何かと威勢のいいおっちゃんは、この日とことん僕のことを連れ回していた。

昼間の糞暑い時間帯ですら、次行くぞと言わんばかりだった。

まぁ、ぼくはそんなおちゃんが嫌いではなかったけれども。

 

そして、帰り道、バイクに乗りながらおっちゃんに

どうしても聞きたいことを聞いてみた。

 

ミャンマーは好き?

 

当時、この国でこの質問がどれだけ重いものか僕は知っていた。

国、政府を批判することが出来ない国。

どこで誰が見張ってるやも知れないから大ぴらに批判出来ないらしい。

独裁が全て悪いわけじゃないけど、それがこの国の事実だった。

 

でも、おっちゃんは今までと変わらない威勢で僕の質問に答える。

 

ミャンマーの政府は糞だ。金は国民に還元されないし、

俺たちのことを助けてもくれない。

 

そして、続けてこう話してくれた。

 

俺は月30ドルのぼろいアパートにしか住めない。

だから、もう40になるけど妻もいないし、子供もいないんだ。

おれは貧乏だ。

でも、おれは人生をいつも楽しんでるぜ!

 

my life is very hot!

 

そういったおっちゃんは緩めていたバイクのスピードをまた

フルスロットルにもどして、僕を宿まで運んでいった。

 

今でも鮮明に蘇ってくるこのシチュエーション。

きっと、この一言が後に僕を世界一周という

馬鹿げた行動に向かわせたのだと思う。

 

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そして、また夜が明けて

僕のミャンマー逃避行が続いていく。

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