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セレブの憂鬱 地中海を見下ろすローズピンクの館にて 【コート・ダ・ジュール / ロスチャイルド邸】  

ニースからモナコへ向かう途中にあるサン-ジャン-キャップ-フェラ岬。(Saint-Jean-Cap-Ferrat)

ここには大富豪ロスチャイルド家の令嬢ベアトリスが20世紀初頭に建てたお屋敷があります。

ロスチャイルド 海2

正式な名称はヴィラ・エフルッシ・ド・ロスチャイルド(Villa Ephrussi de Rothschild)。豪邸が並ぶこの地域でも最も贅沢なお屋敷です。

お屋敷内

ユダヤ人の銀行家だったベアトリスの父親は有名な美術品のコレクター。子供の頃から一流の美術品に囲まれて育った彼女の美しいものを見る目は確か。

そんな彼女の建てた地中海を見下ろすイタリア様式のお屋敷はローズピンク。収集した膨大な美術コレクションのために建てたそうです。

広大な敷地内には見事なギリシャ庭園、日本庭園、フランス庭園などの素晴らしい庭があります。

海を眺め

庭1

お屋敷内のいたる所にははベルエポック時代の美しく華麗な美術品や工芸品のコレクションが展示されています。

ロスチャイルド 服

ベアトリスが身につけていたドレス

中にはマリーアントワネットが愛用した家具や調度品もあります。

こんなに贅をつくしているのに成金的な雰囲気は全く感じられない。彼女の趣味の良さには思わずため息がでます。

ヴィラ 天井

さてこんな素敵なお屋敷を建てたベアトリスとはどんな女性だったのでしょうか?

 

19歳の時に両親の友人である35歳のロシア人実業家と結婚。

ギャンブル好きの夫からうつされた病気で子供の産めない体になり、40歳の時に将来を心配した家族の後押しで離婚。

このローズピンクのお屋敷とは対照的に彼女の結婚生活を色にたとえると『グレー』。

ロスチャイルド サロン

その後父親から譲り受けた莫大な遺産で7年の歳月をかけこのお屋敷を建設。でも彼女にとってここは冬の間の数ヶ月を過ごす別荘のうちのひとつでした。

ベアトリスはここからモンテカルロのカジノへでかけたり、派手なパーティーを開いて時を過ごしていたそうです。

飼い犬の結婚式を盛大に開き、ゲストとして500匹の犬とその飼い主を招待した事もあったとか。

ロスチャイルド コレクション

素晴らしい食器のコレクション

この美しい食器を生み出す職人と、その美しい食器をコレクションする億万長者のベアトリス。満足感を知っていたのはどちらなのでしょうか?

窓

「ここから見える碧い地中海をベアトリスはどんな思いで眺めていたのか?」

ローズピンクのお屋敷を後にしながらそんな考えが頭をよぎりました。

 

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