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それが、インドの魅力!?-南アジア放浪記編-

ついに因縁のインドとのお別れの時がやってきた。
たった一週間、されど一週間。
この時間を長いと取るか短いと取るかは難しいところだ。。。

さて、次に目指す国はネパール。
地理的にはインドと中国に挟まれたヒマラヤ山脈を有する小国だ。

実は、今回の旅でこのネパールが少し楽しみだったりする。
ネパールの首都カトマンズにはダルバール広場と呼ばれる
すこぶる趣の良さそうな王宮あり、チベット仏教寺院あり、
そして、何故か美味いと評判の日本食、遠くを見渡せば
エベレストを始め多くのヒマラヤの山々を拝むことが出来るとあり
イメージを膨らませただけでも五感を刺激されていた。

僕の今いるバラナシから、そんなネパールへ行くには
幾つかの選択肢がある。

1.列車とローカルバスを乗り継いで国境の街スノウリへ。スノウリからネパール入国
2.ローカルバスのみでスノウリへ。スノウリからネパール入国
3.ツーリストバスでネパールのポカラまでの快適な移動

自分の足で、ローカルな雰囲気を味わいたいのなら、1・2の選択肢を
するのが良いと思う(し、実際多くのツーリストは1の選択肢を取るらしい)。

しかし、インドがすこぶる嫌いになった僕は(この先の時間が逼迫していたこともあり)
3のツーリストバスを使って、快適にネパールへ向うことにした。

値段およそ1500円でインドのバラナシからネパールのポカラまで
一泊二日ホテル泊込みの移動が出来るのでそこそこのコスパだ。
そして、バスはリクライニング・エアコン付きの快適なバスと言われたら
それは、この移動が楽しみでならなかった。

他にも、移動にすこぶる運がない今回のインド旅なので
最後くらいは、楽にインドを終わりにしよう。
そんな気持ちもありこの選択肢に至ったわけだ。

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そして、出発の日。
早朝からツーリストオフィスへ。

そして、ツーリストオフィスで告げられた衝撃の事実。

『今日は、バスは欠便だ。』

…ん?

『だから、今日は人が集まらなかったからバスが出ないんだ。』

…あ、え?

あたりを見渡すと、スペイン人カップル二人とフランス人の老人が一人。
話をしてみると二組とも僕と同じことを言われたらしい。

これが、インドだ。最後まで期待を裏切ってくれるこの感じ。
しかし、既にお金は払っているので
一応バスを出すように抗議をしてみたが
そんなことでバスが出るのなら、これまでのインドの
旅がどれだけ楽だったことだろうか。
勿論僕ら旅行者4人が泣こうが叫ぼうが
バスは出るはずもなく、必然的にその他の選択を迫られた。

その結果、僕が選択したのは…

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ローカルバスでの移動。

…ぼろい、ぼろいぞバス。

夢焦がれた、リクライニング/エアコン付きの快適バスは
窓全開・椅子が硬い・乗車人数オーバー・エアコン無しに
グレードダウン。

しかし、悲劇はこれだけではなかった。
走りだすバス。

インドの廃棄と埃で汚れた汚い空気の中を窓全開で走るバス。

1時間も走らないうちに、身体はみるみる不快感を増していき
白のスカーフをあっという間に、真茶色に染め上げる。
恐るべし、インド。

しかし、諦めるしかない。何度も言うが、これが『インド』だ!

これからこのバスで国境の町スノウリへ向うのだが、
所要9時間の移動になる。
バスが出発したのが今朝の9時だったので、予定では18時過ぎには
ネパールへ入国が出来るはずだった。

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…暗い。

23時国境の町スノウリ到着。
所要14時間…9時間という話は…

いや、真っ暗だ。。。
街灯すらぽつんぽつんとしかありゃしない。

 

その後、死に物狂いでイミグレーションを探し
無事ネパールへの入国を果たした。
宿は、もう適当に国境前にある安宿だ。
とりあえず、この汚い身体を一刻もはやく洗いたかった。

こうして、僕のインドの旅Part1が終わりを告げた。

今思い返してみると、後にも先にもインドほど
トラブルが立て続けに起こった旅は他にないし、
この旅ほど自分の喜怒哀楽を短期間のうちに表現した
旅も他にはない。

何も信じてはいけない。
何も期待してはいけない。

と、言うよりは頭の中で旅の形を組み立ててはいけない。
と言うべきか。

しかしそれは、本来の『旅をする』という感覚なのかもしれない。

一昔前と違い、インターネットが普及した昨今では、情報の収集が
容易になり人と会話をしなくても海外を簡単に歩くことが出来るようになった。
簡単に頭の中で自己完結の旅が出来るようになったのだ。(旅をしてる人もそうでない人も)

しかし、それを許してくれないのがこの国だったと思う。

きっと、そこにインドの魅力があり、
それが、この国の楽しみ方だったのだと思う。

言っておくが、それでも僕はこの国が嫌いだ笑

–次国、ヒマラヤの国ネパールへ

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